災害や事故に備え、維持管理を継続します
国が随時モニタリングを実施
- 空間線量率は、敷地境界において1週間に1回以上(搬入終了後は1カ月に1回以上)測定します。
- 排ガス及び地下水の放射性物質濃度は、1カ月に1回以上測定します。
焼却施設
長期管理施設
耐久性、耐震性に優れた長期管理施設
- 100年以上の耐久性をもつ長期管理施設をつくります。
- シミュレーション解析により、考えられる最大級の地震に対しても倒壊、崩壊しない長期管理施設をつくります。
鉄筋コンクリート構造体の耐用年数
供用期間の級 | 耐用年数 |
---|---|
標準供用級 | およそ65年 |
長期供用級 | およそ100年 |
超長期供用級 | およそ200年 |
- 地中で環境変化が少ない場合、コンクリートの劣化は遅くなります。
- 鉄筋の発錆(さび)を抑制する対策を講じることで、耐久性を増すことができます。
出典:日本建築学会
建築工事標準仕様書・同解説5 第13版
それでも災害や事故が起きた場合(1)
焼却期間中・搬入期間中
- 台風や強風、大雨、大雪が予想される場合は、作業を中止し、防災対策を講じます。
- 地震時は、搬入作業を中断し、周囲の確認や設備の点検を実施します。
- 火災時は、搬入作業を中断し、初期消火を実施した上で、施設の損傷等を確認します。
- 亀裂など、施設の異常が見つかった場合には、すみやかに補修します。
それでも災害や事故が起きた場合(2)
搬入終了後
- 地震時は、管理点検廊などにおいて、コンクリートの亀裂等を確認します。
- 二重壁の外側に設置したモニタリング井戸において、放射性セシウムの異常が認められた場合は、速やかに新たな遮水壁を設置し、敷地外へ漏れ出ることを防ぎます。
- 亀裂など、施設の異常が見つかった場合には、すみやかに補修します。
漏えい対策の例
- 長期管理施設から漏えいしていないかモニタリングを実施します。
- モニタリングで異常を感知した場合は、速やかに遮水壁を築造して漏えいを防止することにより、敷地外まで漏れ出す前に対処することが可能です。