ならはっ子こども教室でマスコット制作!
今年度4回目となる出張講座では、リプルンふくしまで育てたオーガニックコットンでマスコット作りを行いました。収穫したばかりの綿殻つきコットンに触れるのは全員が初めて。「フワフワして可愛い!」「中に入っている種が硬い!」など、大興奮!思い思いのコットンのマスコット作りを楽しんでいました。
1年生~3年生の子どもたちには、和綿と洋綿の違いを題材にしたクイズや、コットン・麻・絹の触りごこちを比較する体験も行いました。和綿は、雨が断続的に降る日本でも育ちやすいように改良された品種であることを紹介すると「日本で育てるための工夫がされているんだね」といった感想がありました。クイズや体験を通して、気づきの多い時間となったようでした。
4年生~6年生の子どもたちには、クイズのほか、栽培に関する環境問題をSDGsのゴールとあわせて考えるワークを行ないました。海外では、コットン栽培のかんがい(※)により、広大な湖が5分の1まで縮小してしまったことを紹介すると「コットンを育てるのにたくさんの水が必要だとは思わなかった」など、身近な洋服が与える環境への影響にとても驚いていました。
今回は、楢葉中学校の生徒の皆さんが育てたコットンもご厚意で一緒に使わせていただきました。
※かんがい(灌漑):農地へ水を人工的に供給すること。農作物の増産、景観の維持、乾燥地帯や乾期の土壌で緑化する為に実行される。他にも農業生産において、作物を霜害から守る、穀物の畑で雑草を抑制する、土壌の圧密を防ぐといった用途もある。