指定廃棄物の処理に向けた検討経緯

千葉県においては、国による長期管理施設の整備に向け、自治体との意見交換を重視し、指定廃棄物の処理に向けた共通理解を醸成するため市町村長会議を開催し、議論を重ねてきました。
平成26年4月の市町村長会議で確定した千葉県における長期管理施設の選定手法に基づき選定作業を進めた結果、平成27年4月に詳細調査候補地を1カ所公表しました。平成27年5月以降、選定した自治体及び地元自治会等への説明を重ねてきましたが、調査の実施には至っていません。
国としては今後も責任をもって、指定廃棄物の安全な処理に向けた取組を進めていきます。

千葉県における長期管理施設候補地の選定手法

まず、安全等の観点から避けるべき地域を除外します。次に、地域特性に配慮すべき事項を尊重した地域を抽出します。また、利用可能な国有地に加え、県有地・私有地を含むその他の土地の中から、必要面積が確保可能な土地を抽出し、このうち、安心等の観点から候補地としてより望ましい土地を絞り込みます。その上で、詳細な調査を行い安全等の評価を行った上で、国が最終的な候補地1ヶ所を提示します。

安全性の観点から避けるべき地域を除外

安全な処理に万全を期すため、自然災害のおそれがある地域を除外するとともに、施設の存在そのものが、貴重な自然環境の保全や史跡等の保護に影響を及ぼすおそれがある地域を除外。

地域特性として配慮すべき事項

市町村長会議における議論を踏まえ、千葉県における地域特性として以下を考慮する。

  • 国有地、国有林に限らず、県内全域を対象とした幅広い選定を実施する観点から、県内全域(国有地、県有地、私有地を含むその他の土地)の利用可能な土地を対象とする。
  • 千葉県における廃棄物処理施設の立地環境等を定める基準を最大限尊重し、自然環境・風致の保全及び最終処分場集中の回避の観点から抽出条件を追加して除外する。

安心等の観点から候補地としてより望ましい土地を絞り込み

県内全域の利用可能な土地(国有地、県有地、私有地を含むその他の土地)の中から必要な面積を確保できるなだらかな土地を抽出。抽出された土地の中から、有識者会議・市町村長会議を踏まえて決定した、安心等の4つの項目により評価を行い、絞込み。

最終的な候補地を提示

より評価の高い土地について、地質・地盤に関する詳細な調査等により安全等の評価を行った上で、国が最終的な候補地を提示。
地元の方々に丁寧に説明していきます。

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