放射線の種類と特徴

放射線の種類~放射線を防ぐためには

放射線の種類によって、それぞれものを通り抜ける力が異なります。

主な放射線のうち、アルファ(α)線は紙一枚で、ベータ(β)線はプラスチックやアルミニウムの薄い板などで止めることができます。ガンマ(γ)線は通り抜ける性質が強いですが、鉛や鉄の板、厚いコンクリートなどで止めることができます。

東京電力福島第一原子力発電所の事故で問題となっているものは、ほとんどが放射性セシウムです。放射性セシウムは主にガンマ線を出すことがわかっています。これを防ぐためには、しっかりと遮へいしたり、距離をとることが大切です。

放射能の特徴~時間の経過とともに小さくなっていく放射能

放射能は、時間の経過とともに小さくなって(減衰して)いく性質を持っており、放射能が半分になるまでの時間を「半減期」と呼びます。
半減期は、放射性物質の種類によって異なり、例えば、セシウム134(Cs-134)の半減期は約2年、セシウム137(Cs-137)の半減期は約30年です。

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